今やニューヨークの屋外で、iPhoneやiPadを人目にさらすことは、多額の現金を所持するのと同様に危険が伴うかもしれません。
先週の木曜日、26歳のシェフ、ファン・ヤン(写真)が、ブロンクスのリバーデールで射殺されました。犯人は彼のiPhoneを奪って逃げましたが、財布には手を付けませんでした。(ニューヨーク・デイリーニュース)
今やiPhoneやiPadは、泥棒にとって転売が容易だという理由で魅力的なターゲットになっています。ニューヨク市警の統計では、今年、iPhoneやiPadの盗難は44%も増加しています。
また、デイリーニュースに提供されたデータによると、4月15日の時点で今年の盗難件数は1196件で、昨年の831件から大幅に増加しています。
ニューヨク市警のある警察官は、iPhone(iPod・iPad)を所持(使用)することを「公共の場で何百ドルもの現金をちらつかせること同じだ」と述べています。
多発しているiPhoneの盗難犯罪を防止するためには、転売を防止するのが効果的です。レイモンド·ケリー・ニューヨク市警長官とチャック・シューマー上院議員は、先週、盗まれた携帯電話を追跡できるようにするため、携帯電話事業者と連邦政府・規制当局との提携を発表しました。
これは携帯電話に割り当てられた一意のID番号、MEI(International Mobile Equipment Identities)による世界的なデータベースを構築することによって、SIMカードがなくても、携帯電話の所有者を特定でき、転売をし難くすること目的としています。
他にもニューヨーク市警は地下鉄のような盗難が発生しやすい場所に覆面警察官を配備して、取締りを強化しています。
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