SoftBankはiPhone 4Sの販売において、今回iPhone 4Sでサポートされた通信方式「HSDPA」下り最大14.4Mbpsを強調していますが、当然気になるのは最高速度ではわからない通信品質、それに加えてデータ通信の一定以上の利用者(大量利用者?)への通信速度制限です。
特に動画好きの方が見逃せないのが通信速度制限です。
[両社のスマートフォン通信速度規制内容]
auは「前日まで過去三日間で300万パケットを超えた場合」が対象で「混雑エリアのみ優先度低下」、期間は「1日~3日」です。
SoftBankは「先々月の1ヶ月で1000万パケットを超えた場合、および特定のファイル・アプリ・サイト」が対象で「混雑時間に速度制限、およびファイル内容の間引き」、期間は「1ヶ月~2ヶ月」です。
※一般的に1パケットは128バイト。
単純に比較することはできませんが、速度制限はSoftBankの方がかなりキツイ印象です。理由は速度制限にかかる上限がかなり低く(動画数本〜10本程度)、更に問題なのは期間が1ヶ月以上と長期に渡ることです。
また、auは速度制限の実施に際して、基地局ごとに細かく制御するので、速度制限対象者でも通信容量に余裕があるエリアにいれば、速度制限されませんが、SoftBankの場合は、そのような細かな制御を行わないようです。
これはSoftBankがコストダウンのため海外の通信機器を導入していることが、プログラムによる細かな制御を難しくしているようです。
一概に最高通信速度だけで比較できないのが、この世界です。
関連記事→SoftBank版が「HSDPA」下り最大14.4Mbps、au版は「CDMA EV-DO Rev. A」で下り最大3.1Mbpsか?
※この記事は「無線にゃん」を参考にさせていただきました。
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