iPad2とiPhone5にNFC(Near-Field Communication)近距離通信のチップが組み込まれる見込みです。
Bloombergは、コンサルティング会社エンヴィジョニアリング・グループ(Envisioneering Group)ディレクターのリチャード・ドハーティ(Richard Doherty)氏がアップルのハードウェア製品開発に携わる複数のエンジニアから聞いた話として、この情報を伝えている。また、同記事ではクローン・コンサルティング(Crone Consulting)のリチャード・クローン(Richard Crone)氏の話として、アップルが計画する新サービスでは、端末内にあるユーザーの個人情報 - クレジット・カード番号、iTunesギフトカードの残高、銀行口座情報などを利用するものになる可能性があるという。(WirelessWire News)
ついにiPhoneとiPadがおサイフケータイとして買い物使えるようになりそうです。技術はNFCですから、日本国内の携帯決済サービスとは別物です。しかし、docomoなどの国内キャリアは、日本国内で展開している独自の技術を捨てて、NFCに乗り換えていく予定です。要するに世界に乗り遅れるなということです。
いくら技術的に高度でも、世界標準の規格から外れてしまえば、何の価値もないことは、規格の標準化競争で敗れ続けてきた日本が一番身にしみていますから、NFCに対する対応は急務です。
アメリカ国内では、すでにNFCを使った決済サービスについてGoolgeがAndorid 2.3のNexus Sで実験しています。Appleもそれに対抗して、本格的な開発を行っているものと思われます。Appleはサービスを広めるために、末端の小売サービス店などに決済端末を低価格あるいは無料で提供することも検討しているようです。
Apple関係の情報に強い9 to 5 MacがiPad2のものと思われるディスプレイを入手したという話です。リペアショップ iFIxYouri.comの協力によって中国から手に入れました。
大きさは.7インチ、解像度は現行のiPadと同じ1024 x 768という話ですが、未確認です。
厚さは現行のiPadより1ミリ薄くて、液晶を取り囲むフレームも薄くなって軽量化が図られています。解像度は確認できていません。製造元はLGです。
MotorolaがAndorid 3.0搭載のXoomを発表しました。Andorid 3.0のインターフェイスは動画で見る限り、Andorid 2.3と違って、かなりカッコよくなっているのがわかります。
CPUもCortex-A9ベースのデュアルコアCPUを搭載し、描画性能やマルチタスク性能が格段に向上します。
2010年は明らかにiPad革命の年でした。世界のタブレット市場では、iPadが第4四半期で75パーセントのシェアをとっていました。まさに独壇場ですが、2011年はAndorid 3.0のHoneycombの登場によって、iPadの牙城が切り崩されていくことは間違いありません。
ただiPadの出荷台数が減るわけではありません。市場は拡大し続けますから、iPadの販売も順調に伸びていくでしょう。ただ心配なのはシェアの減り方です。iPadは巨大なiPhoneと揶揄されたようにiPhoneと同じようなアイコンが並んだだけのシンプルなインターフェイスです。
このインターフェイスはとても使いやすいのですが、私自身、半年以上使用してきたこともあって、デザインに飽きてきました。そんな時、Andorid 3.0の動画を見るととても先進的で、手元のiPadが古臭く思えてきました。
もちろんiPadのiOSも進化していくことは間違いありません。すでにiOS4.3betaが開発者に向けてリリースされています。新しいジェスチャーが採用されて、使い勝手が向上しているのですが、マイナーバージョンアップなので、革新的な変化は期待できません。
このリリースのタイミングからするとiPad2にはiOS4.3が搭載されるのでしょう。iPad2はハードウェアの進歩によってマルチタスクやディスプレイの見やすさ、美しさはかなり改善されるでしょう。また軽量化されて、片手で持ちやすくなるでしょうが、どこかしらインパクトに欠けているような気がします。
どうしてこうなるかと言えば、iOSは基本的にiPhone用のOSであるため、スマートフォン用のデザインに縛られています。またiOSのメジャー・アップグレードはiPhoneの新機種発売で行われます。今年も昨年同様、iPhoneの新機種発売後、iPad用にiOSが改良されるというタイムスケジュールになりそうな気配です。
それに比較して、GoogleはAndorid 3.0をタブレット用として開発しました。スマートフォン用とは別系統として新たに開発したと言っていいような新しいOSになりそうです。
従って、iPadがAndorid 陣営と対峙していくためには、同様にiOSのタブレットバージョンを開発して、斬新なインターフェイスを設計しなおすことが必要です。
一人のiPadファンとして、AppleがiPhoneとは違う広い画面を活用したマルチタスクが使いやすいインターフェイスを開発してくれることを願ってます。
AppleInsiderが中国人アナリスト Ming-Chi Kuo のレポートを取り上げています。
主な内容は以下のとおりです。
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