MotorolaがAndorid 3.0搭載のXoomを発表しました。Andorid 3.0のインターフェイスは動画で見る限り、Andorid 2.3と違って、かなりカッコよくなっているのがわかります。
CPUもCortex-A9ベースのデュアルコアCPUを搭載し、描画性能やマルチタスク性能が格段に向上します。
2010年は明らかにiPad革命の年でした。世界のタブレット市場では、iPadが第4四半期で75パーセントのシェアをとっていました。まさに独壇場ですが、2011年はAndorid 3.0のHoneycombの登場によって、iPadの牙城が切り崩されていくことは間違いありません。
ただiPadの出荷台数が減るわけではありません。市場は拡大し続けますから、iPadの販売も順調に伸びていくでしょう。ただ心配なのはシェアの減り方です。iPadは巨大なiPhoneと揶揄されたようにiPhoneと同じようなアイコンが並んだだけのシンプルなインターフェイスです。
このインターフェイスはとても使いやすいのですが、私自身、半年以上使用してきたこともあって、デザインに飽きてきました。そんな時、Andorid 3.0の動画を見るととても先進的で、手元のiPadが古臭く思えてきました。
もちろんiPadのiOSも進化していくことは間違いありません。すでにiOS4.3betaが開発者に向けてリリースされています。新しいジェスチャーが採用されて、使い勝手が向上しているのですが、マイナーバージョンアップなので、革新的な変化は期待できません。
このリリースのタイミングからするとiPad2にはiOS4.3が搭載されるのでしょう。iPad2はハードウェアの進歩によってマルチタスクやディスプレイの見やすさ、美しさはかなり改善されるでしょう。また軽量化されて、片手で持ちやすくなるでしょうが、どこかしらインパクトに欠けているような気がします。
どうしてこうなるかと言えば、iOSは基本的にiPhone用のOSであるため、スマートフォン用のデザインに縛られています。またiOSのメジャー・アップグレードはiPhoneの新機種発売で行われます。今年も昨年同様、iPhoneの新機種発売後、iPad用にiOSが改良されるというタイムスケジュールになりそうな気配です。
それに比較して、GoogleはAndorid 3.0をタブレット用として開発しました。スマートフォン用とは別系統として新たに開発したと言っていいような新しいOSになりそうです。
従って、iPadがAndorid 陣営と対峙していくためには、同様にiOSのタブレットバージョンを開発して、斬新なインターフェイスを設計しなおすことが必要です。
一人のiPadファンとして、AppleがiPhoneとは違う広い画面を活用したマルチタスクが使いやすいインターフェイスを開発してくれることを願ってます。
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