AppleInsiderが、ApplはMacBook Air、AirPort、Time Capsule、 Apple TVなどの新製品に第5世代のギガビットWi-Fi(802.11ac)を採用するのではないかと報じています。
802.11acは、5GHz帯を使用し、既存の802.11n仕様(現在のMac等)に比較して2〜4倍の周波数帯域(80〜160MHz)を持ちます。これによってより高速でデータ転送を行うだけでなく、ネットワーク範囲の拡大、信頼性の向上、消費電力の低減が可能になります。
Appleの主要なコンポーネントメーカーであるブロードコムは、先日のCESで802.11ac対応チップ「BCM4360」「BCM4352」「BCM43526」「BCM43516」を発表しました。ハイエンドのBCM4360は、最大伝送速度は1.3Gbpsで、従来のチップに比較して通信速度は約3倍、電力効率は約6倍に向上しています。
第5世代のギガビットWi-Fi(802.11ac)を採用することによって、もはや有線LANで接続する必要がなくなり、Appleが推進しているAirPlayというWi-Fiを利用した無線通信もより実用的になってきます。
今年はMac、MacBook、iPhone、iPadなど、主要製品において新製品が投入されますし、iTVという新しい発想のテレビも投入予定であると噂されています。これらのデバイスをギガビットWi-Fiで接続することは、Appleにとってある意味、必須の選択なのかもしれません。
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