コーニング社のゴリラガラスを知ったのはスティーブ・ジョブズ氏の伝記でした。アップル社は初代iPhoneを製作する際にiPodと同じくプラスティック製のスクリーンを使用するつもりでしたが、ジョブズ氏が高級感のあるガラス製を主張し、コーニング社のゴリラガラスにたどり着きました。
ゴリラガラスはアルカリアルミノシリケート材料を使用し、プラスティックの20倍の剛性と30倍の硬さを持っています。しかし、信じられないほどの強度を持ったガラスなのに用途がないために生産していないことを知ったジョブズ氏は生産を指示。突貫工事でLCDディスプレイの工場を改装し、半年もかからずに生産を開始しました。その後、iPhoneの成功でゴリラガラスは多くのスマートフォンに使用されるようになりました。
そのゴリラガラスがゴリラガラス2に進化してCESに登場しました。従来のを保ちながら厚さ1ミリを0.8ミリに20%薄型化しました。
ゴリラガラス2はiPad 3やiPhone 5に搭載されるのではないかと噂されています。
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