ロイターがKantar Worldpanelのスマートフォンに関する調査について報じています。(12月22日付)それによるとヨーロッパにおけるiPhoneの販売は、金融危機とそれからくる経済状況の悪化、スマートフォンの値下げによる競争激化によって好調とは言えない状況です。
Appleが10月に発売したiPhone 4SはアメリカやイギリスにおいてiPhone販売を後押ししましたが、それ以外のヨーロッパ(大陸)諸国においては、そうでもありませんでした。
スマートフォン市場におけるiPhoneの販売シェアを年度当初と11月末までの12週間と比較すると、アメリカでは25%から36%へと11ポイントも増加、イギリスにおいても21%から31%へと順調に伸びています。
しかし、大陸諸国に目をやると状況は反転します。フランスでは、29%から20%へと9ポイントの減少、ドイツにおいては27%から22%へと5ポイントの減少、イタリアやスペインも同様に減少しています。
それに比較してAndroidは好調です。ドイツではSamsung Galaxy S IIの販売が好調で、スマートフォン市場におけるAndroidのシェアは61%にもなっています。ヨーロッパ各国でも46%~61%シェアを確保しています。
林檎1号:価格以外の要素として、ヨーロッパの大陸諸国ではiPhone信仰がそれほどないのかもしれませんね。iPhone人気が根強いのは、もともとアメリカ文化に対する好感度が高い国々ですね。
それにAndroidスマートフォンは種類が多いので、自分の懐具合に合わせて買うことができるのが強みかもしれませんね。
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