日経ビジネスONLINEが報じた『ドコモ、来年夏にiPhone参入 次世代高速通信規格「LTE」に対応』は業界に強いインパクトをもたらすでしょう。
要点はこうです。
- auが10月にiPhoneを発売したことにより、ドコモの純増数が激減→ドコモが危機感
- 11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らがアップル本社でティム・クックCEOと会談、具体的な数量などの交渉開始。
- Appleの販売条件はドコモのLTEサービス(第4世代の高速通信サービス)ににiPhoneを対応させること→ドコモ了承。
- ドコモが2012年にiPad 3、iPhone 5のLTE対応版を発売。
- 今後、ドコモ、SoftBank、auが通信品質、価格で争う(→キャリアがネットワークを提供するだけの土管屋になる?)
疑問1:iPhoneへのiモード搭載はどうなるのか?
これまでもドコモはiPhoneの導入をAppleと交渉してきましたが(噂)、問題はAppleがiモードを利用する専用アプリのプリインストールを拒んだことにより、交渉がまとまらなかったと言われています。ドコモはiモードアプリ搭載をあきらめ(過去の陳腐化した遺産を切り捨て)、土管屋になる覚悟を決めたのでしょうか?
疑問2:既存のXiサービスのようにデータ通信量7G以上で強力な速度制限(別途課金)をかけるのか?
今回、AppleがドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」を評価したようですが、強力なデータ制限は、今後の前例となるため、Appleが現状のデータ制限を容認したのかどうかが注目です。
疑問3:アンロックiPhoneが発売されるのか?
ドコモが参入したことにより、アンロックiPhone販売の環境が整いました。現在は、ドコモとSoftBankが同じ通信方式で、auだけ違いますが、LTEサービスとなれば通信方式は同じになります。従ってアンロックiPhoneの発売環境は整ったといえます。
追記
ドコモは日経ビジネスの記事を全面否定です。
火のないところに煙は立たない?
Appleは情報漏れを嫌いますから、当然、否定しますよね。(^^ゞ
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