ジョブズが生前「実の両親がなぜ自分を手放したのか」について苦しみ続けていたことがジョブズ氏の伝記で明らかにされています。
この記事ではジョブズ氏が非科学的な食事療法にこだわり、ガンが治療な可能な段階で医学的な治療を断ったのかについて、親への強烈な思いが影響しているのではないかと香山リカなりの分析をしています。
それが「阿修羅コンプレックス」ということらしいのです。
それは、『教典では、「生まれる前から呪われてた子ども」としてこの世に生を受けた阿闍世は、実の両親を殺害する計画を立てるが、重い病に侵されて、結局は生き残った母親に看病してもらうことになる。』と説明されています。
真偽のほどは確かめようがありませんが、ジョブズ氏が、特定のもの(こと)に異常にこだわってたのは事実です。それが良い方向に出た場合は、仕事の成果に繋がら、悪い方向に出れば、他人を陥れたり、非科学的な解決方向へ走らせたりします。
一見、スーパーマンのように見えてきた天才ジョブズ氏の真実の姿を垣間見せてくれた自伝。
そこで明らかになった人間臭さによって、ジョブズ氏に親近感を抱いた人は多いのではないでしょうか。
自分の愚かさも含めて、正確な記録を伝記として残そうとしたジョブズ氏は、やっぱり偉大ですね。
→日経BP『スティーブ・ジョブズ ――ジョブズがカルト療法にハマった「ワケ」』
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