結論から言うと、あまり差がなく双方ともチキンレースを避けたという印象です。既存のiPhoneキャリアであるSoftBankは（発表の時間からすると）auの発表を見て決めたようですが、ほとんど冒険をしていません。ただ、双方のプランを見ると、少しづつメリットが違います。
「本体の価格」「月額料金」「通信速度」「特典」の４つのポイントから見ていきます。（複雑にならないように代表的なプランのみ記載しています。詳しくは双方のサイトをご覧くさい）
○本体の価格
2年縛りの割引を含めて考えると、ほぼ同じで優劣の差はありません。
<au> 16GB 実質 0 円、32GB 実質 430 円、64GB実質 860 円
<Softbank> 16GB実質 0 円 、32GB 実質 480 円 、64GB 実質 880 円
○月額料金
基本プランは980円で同じ。データ通信料金（定額）は、少しだけSoftBankが安くなっています。（ただし、通話料金はauの方が安いようですから、通話をガンガンする人はよく比較検討してみてください→No!SoftBank）
基本プランはau「プランZシンプル」、SoftBank「ホワイトプラン(i)」で980円と同じ料金です。
2年縛りのデータ定額で、auが月額4,980円「ISフラット」、SoftBankが月額4,410円「パケットし放題フラット」です。しかし、SoftBankはS!ベーシックパック(i)315円が必要ですから。これを含めるとSoftBankが255円だけ安くなっています。
○通信速度
あくまでも予想ですが、通信品質はau、最高速度はSoftBankです。
auの最高通信速度は下り 3.1Mbps で、Softbank の最高通信速度は下り14.4Mbpsです。（高速通信提供エリア外は3.6Mbps）都市部でのSoftBankの混雑ぶりをどう判断するかが問題です。
※auは通信方式の仕様上、データ通信と通話を同時に行うことはできません。（データ通信中に通話すると、データ通信が停止します）
○特典
auは他のキャリアから乗り換えに10,000円のキャッシュバックを行い、乗り換えを促してます。
SoftBankは、既存の3G/3GSユーザー向けに現在分割払い中の機種代金を０円にするなど、既存ユーザーを囲い込む作戦です。（ただし、新規ユーザー向けにiPad３Gモデルの通信料金を０円〜提供するキャンペーンを行なっています。）
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