会話が変われば、人間が変わるのか?
それとも逆なのでしょうか?
卵が先か、鶏が先かの議論に似ていますが、会話が上手になるためにはテクニックだけではなく、多様な価値観を受け入れることのできる開放的な心が重要なのは確かです。
話し方を変えるということは、最終的には考え方を変えるということによってしか、達成できないのかもしれません。この種のハウツー本は、一見、即効性があるように見えますが、持続的に話し方を変えようと思えば、そこに精神的な変化がなければ、すぐに元の木阿弥になってしまいます。
当然、著者はそれを知っているのですが、最初からそれを書いてしまうと本が売れませんから、様々なコツが書きこまれています。本の中に様々な小技を散りばめながらも、考え方を変えるように暗に勧められているような気がします。ちょっと考えすぎなかな・・・?
それでも、この本は「話し方」を通じて、コミュニケーションの重要性を教えてくれます。相手との話が上手くいかない場合は、何らかの問題がそこに存在しているということを気づかせてくれます。仲よかった相手の態度が変化し、なんとなくよそよそしくなるのは、相手にも原因があるのかもしれませんが、自分にも原因がある場合がほとんどです。
何でも自分が悪いと考えるのは少々しんどいのかもしれませんが、相手を変えようとするより、自分が変わることが話上手になるコツではないでしょうか。「他社中心主義」にマインドが踏み込んだ時こそ、本当に会話が楽しめる自分になれそうな気がします。
「こうあるべきだ」となるとしんどくなりますから、何事もほどほどにして、あまり無理をしないのが一番のような気がします。
このアプリの価格は350円とリアル本の半額ですから、かなりお得です。
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