ウェブをサーフィンしていたら、iPadは箱庭でないかというような意見が書かれていました。趣旨は、Appleの最高責任者ジョブズ氏の様々な囲い込み戦略を箱庭と例えているのですが、私にはiPadのデスクトップ画面上が、まるで実際の箱庭のように見えてくるのでした。
デスクトップという箱庭に様々な個性を持ったアプリを植えて行きます。よく使いたいアプリは、トップの箱庭(画面)で、余り使わなければ、二番目、三番目の箱庭に植え替えです。
使いなれるまではあっちに植えたり、こっちに植えたりとなかなか場所が定まりません。そのうちに、アプリを買い過ぎて植える場所がなくなってきます。すると庭を整理しなければなりません。アイコンをクリックして箱庭の草花(アプリ)を刈り取ってやります。
これをずっと繰り返します。iPadの箱庭はどんどん成長し、充実してきます。インターネットで世界につながり、箱庭が小宇宙へと変化していくようです。
でも、どこか物足りないのです。何もかもが美しくて、完璧にコントロールされた世界なので、庭を自由にカスタマイズできないのです。
でも、その方が管理が楽なのかもしれません。自由とは責任の裏返しです。この管理された庭では、強力なウィルスが増えて植木を病気にしてしまうこともありません。
どこかしら不満を抱きながらもこの箱庭のルールを守っている限り、今のところ安全な世界で庭作りを楽しむことができるのです。
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