Safariよりも6倍高速という触れ込みで発表になったOpera Miniですが、試してみた感覚はそこまでの差はありませんでした。原因は3G回線です。速度がボトルネックになって、速さに差が出ませんでした。
一方、無線LAN環境ならば、Opera Miniの速さが目立ちます。理由はSafariはiPhoneですべてを処理しますが、Opera Miniは別のサーバーで圧縮処理したデータをiPhoneに送信します。
目的のサイト→Operaサーバー→iPhoneという感じです。
無線LANの環境では、これが結構威力を発揮します。それとSafariはキャッシュが無くて毎回データを最初から読み込み直しですが、Operaはサーバー側でキャシュしているようで二回目のアクセスは非常に早くなります。
たたOpera Miniにも弱点があります。データを圧縮する関係か、画像が荒く表示されます。(拡大するときれいになるので、最小はサムネイルのような表示です)
<Safari>
<Opera Mini>
他にも違いがあります。YahooをSafariで表示するとiPhone用のサイトにリダイレクトされますが、OperaですとPC用の標準のサイトが表示されます。
文字は小さくて判読できず、ほとんど横線状態ですが、拡大するとさっと文字が現れます。Safariで不満なのは、同時にたくさんのサイトを開いたままにできないことです。
これはOperaなら、タブで複数画面に対応してもらえると思ったのですが、下のボタンを押して小さな画面から選択るようになっています。次のバージョンではタブ・ブラウジングを期待しています。
どうのこうのと言っても、Appleのアプリ申請を通過したのは朗報です。やっとSafariに競合が生まれたので、これから切磋琢磨で両アプリとも改良を重ねてもらいたいと思います。
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