ウォルター・アイザックソン
講談社
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10月24日、日本国内においてもジョブズ伝「スティーブ・ジョブズ」が発売されます。出版社は講談社ですが、その講談社の姿勢に疑問を感じざるを得まません。
情報ソースは日本経済新聞Web版の記事『「ジョブズ伝」電子書籍でも登場 紙とほぼ同じ価格で 』です。
それによると日本語版は上下巻に分かれていて、それぞれ1995円(計3990円)。電子版もApp Store、BookWeb plusなどで、ほぼ紙版と同額で発売されます。※上巻発売日10月24日、下巻11月1日。
⇒米国版は上下巻に分かれていなくて、Amazonでハードカバーが17ドル88セント(約1370円)電子版は11ドル99セント(約920円)です。
問題点の一つは、上下巻に分けて販売するのは、日本だけだということです。これは講談社側が儲けるための手段です。
上下巻に分けたせいもあり、日米の価格差が非常に大きくなっています。円高を考慮に入れても、倍の価格差があります。翻訳等の手間を入れても非常に大きな価格差です。(講談社が有利な為替レートで米国の版権者と契約しているならば、ボロ儲けですね)
今回のジョブズ伝に関する状況を整理すると以下のようになります。
①講談社の独占販売(競争相手なし)
②上下に2巻に分ける(売れると分かっているので価格を高く設定する)
③電子版もほぼ同額設定(紙版の売上に配慮、iPad所有者など比較的裕福なユーザーを対象に高価格で販売)
これでは講談社への批判が起こるのでは?
一時的に講談社は儲けますが、Appleファンやジョブズファンから反発を買うのではないでしょうか。
講談社はもっとユーザー本位に考えて欲しいですね。
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