秋にリリースされる見込みのiOS 6において、フォトストリーム共有とVIPスマートメールボックスなどがiPhone 3GSで利用可能になることが、iOS 6の先行告知のページで明らかになりました。
従来のページから、以下の文章が削除されました。
フォトストリームの共有を利用するには、iOS 6を搭載したiPhone 4以降、iPad 2以降、OS X Mountain Lionを搭載したMacが必要です。ウェブ上で共有されたフォトストリームにアクセスするには、最新のブラウザが必要です。
VIPリスト、VIPスマートメールボックス、フラグ付きスマートメールボックスはiPhone 4以降、iPad 2以降で利用できるようになります。
上記のようにiPhone 4以降に限定されていた「フォトストリーム共有」と「VIPリスト、VIPスマートメールボックス、フラグ付きスマートメールボックス」の項目が削除され、iPhone 3GSでも利用可能になることが明らかになりました。
※すでに上記機能はiOS 6 beta 3でiPhone 3GSに対応済みです。
Appleが、iOS 6 beta 3を開発者に公開しました。
修正点は、9 to 5 Macによると、マップアプリの表示関係の修正(ラベルの大小・言語・ナビの音量設定、アイコンの変更)、Safariのブックマークやリーディングリスト関係のロゴの変更などです。
Appleは、WWDC2012において、iPhoneなどのiOSデバイスに搭載されているマップをGoolgeから独自のマップに切り替えることを発表しました。
現在、開発者に配布されているiOS 6 betaには、Apple独自のマップデータが搭載されていますが、そのマップデータについては、Appleが、OpenStreetMapをベースにすべてを提供しているわけではなく、国地域によって他企業のデータを利用しています。
Bloombergによると、中国国内のマップデータについては、AppleはAutoNaviのマップデータを提供することを決めたと報じています。
Appleは、すでに中国国内での技術パートナーとして、AutoNavi、 Baidu、Sina Corpを加えています。
AutoNaviは世界的なナビゲーション・サービスのTomTomと合弁し事業を展開してます。iOS 6のマップについての権利情報にはTomTomの記載はありますが、まだ、AutoNaviの記載はないようです。
なお、日本国内のデータは、MapFan(INCREMENT P CORP)が利用されているようです。
昨年のWWDCで発表されたiOS 5は、6月のリリースから、正式版のリリースまで128日かかっています。(9 to 5 Mac)
また、iOS 5はbeta 1からbeta 8まで8回も更新されました。Siriの搭載やiCloud対応など、大きな変更があったためと思われます。(Siriは一般開発者には公開されませんでした)
iOSは、最初のiPhone OSが2.0になるメジャー・バージョンアップの時から、大きくバージョンが上がる時は、多くのbetaバージョンをリリースし、betaテストに日数を要しています。
今回、iOS 6はWWDC2012で発表され、6月11日(日本時間6月12日)にbeta 1がリリースされました。内容的には200カ所以上の変更を伴うというメジャー・アップデートです。
おそらく5.0の時のように8回近いbeta版をリリースし、完成版(ゴールドマスター)までは100日以上を要すると思われます。
そう考えると新iPhoneのリリースは早くて9月末、遅くて10月末というところが妥当ではないでしょうか。
最近のコメント