ワシントン・ポストが「日本においては、言語や文化の影響で、いまだにFAXが重宝されている」という趣旨の記事を掲載しています。
要するに時代遅れのFAXを使っている日本を奇異な目で見ています。
ワシントン・ポストはフクシマの原発事故で海水注入の際、政府との連絡手段はFAXであったことを取り上げています。原発ほど重要施設であるのに(衛星回線経由でPCや専用システムを使っての連絡ではなく)アナログな通信手段を使っていたことが不思議だったようです。
政府の統計によると、日本国内における全家庭の59パーセントがFAXを所有していますが、アメリカでは、最も普及した1990年台初頭でさえ3パーセントだったとしています。
日本でも電子メールの利用が徐々に増えていはいますが、多くの企業、官公庁、ホームオフィスなどでの通信手段の主役は、いまだに電話とFAXです。
ワシントン・ポストは、この現状を韓国や中国などのアジアのライバルに経済的な優位性を譲リ渡し、グローバル・スタンダードに対応できない日本の姿が表れているとしています。
日本がコンピュータの利用で他の先進国に比べて遅れを取っているのは、紙と手描きにこだわる伝統的、アナログ的世界に畏敬の念を抱いているからだとしています。
これだけPCとブロードバンドが普及した先進国の中で、会議においては印刷文書が重宝され、連絡手段にFAXが使用されている日本の後進性は、もはや驚きのレベルなのでしょう。
そう言われれば、これだけPCを導入しながらFAXを廃止しないのは矛盾していますし、LANが普及しているのに、いまだに作成した文書をプリントアウトして配布しているのは、もはや非合理で、精神文化の世界です。日本は、このままアナログ的世界を突き進み、衰退していくのでしょうか?
そうあって欲しくないので、微力ですが今後もMacやiPad情報をPRして行きたい思います。
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