ニューヨーク・タイムズによると、AT&TのCEO・Randall Stephenson氏が、Milken Instituteのグローバル・カンファレンス(先週水曜日)において、唯一の後悔は無制限データプラン(データ定額制)を導入したことだと発言しました。(MacRumors経由)
AT&Tは、かつてiPhone向けに月額29.99ドルのデータ定額制を導入していましたが、トラフィックの増加に苦しみ、2010年6月に廃止を決めました。
その後は、通信量別のデータプランを用意しています。
現在のプランは、通信量の上限5GBで、パーソナルホットスポット可能なDataProが、月額50ドル。3GBまでのDataProが月額30ドル。300MBまでのDataPlusが月額20ドルの3プランが用意されています。(データの上限を超える場合は追加料金を支払う必要があります)
他に同氏は、AppleのiMessageやSkypeなどのサービスがAT&Tに与える影響を懸念していると述べています。
日本国内でのデータ定額制については、ドコモがLTEサービス「Xi」(クロッシィ)でデータ定額制(無制限データプラン)を廃止し、AT&Tと同様に天井を設けるプランを導入しました。日本のキャリアもLTE導入をきっかけに料金によるトラフィック抑制の方向へシフトしています。
今回のRandall Stephenson氏の発言は、国内キャリアの動向に影響を与えるかもしれません。
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