任天堂が2012年3月期の連結営業損益予想を10億円の赤字から450億円の赤字へ下方修正しました。要因は円高や欧米のクリスマス商戦での3DSの販売不振です。任天堂は連結決算を始めた1981年以降初めての営業赤字となる見込みです。(ロイター)
3DSの販売不振は、iPhoneやiPadなどのスマートフォン・タブレットが普及し、ゲームをするためにわざわざ携帯ゲーム機を購入する人が少なくなったためです。
御存知の通り、iPhoneのApp Storeには大量の無料ゲームや低価格ゲームが存在しているので、3DSを購入し、高価格のゲームを買うのはヘビーユーザーや低年齢層に限られてきています。
任天堂は昨年2月末に発売した3DSについて、予想外の販売不振により半年後の8月に25000円の販売価格を15000円に下げざるを得ない状況に追い込まれていました。
Appleは今年、iPhone 5とiPad 3を投入します。任天堂はますます窮地に追い込まれそうです。
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