素朴な疑問として「なぜ、Mac対応のiBooksアプリがないの?」と思ったことはありませんか?
iBookstoreで購入した電子書籍をMacBook AirなどのMacで利用できたならば、詳しいメモを入力したりする際に便利です。今のところ、まだiBookstoreが日本国内での書籍販売に対応していなので、強く感じないのかもしれませんが、いずれ不満に思う次期が来るはずです。
それに対してAmazonのKindle Storeで購入した電子書籍はKinde用のWindowsアプリを利用しPCから見ることができます。Appleは、なぜMac用のiBooksアプリをリリースしないのでしょうか?
ITジャーナリストのJason D. O’Grady氏 は「Appleはユーザーから最後の1セントまで絞るためにiBooksアプリをiOSデバイスだけに限定している」とZDNetに書いています。
Appleはハードウェアで儲ける企業であるために、ソフトウェアはある意味、販促のツールでしかないことが理由です。要するにAppleはハードウェアを売るためならば、アプリを低価格で販売したり、無料で配布しますが、逆に販売の足をひっぱるようであれば、リリースを止めてしまうということです。
Appleは、MacBook Airを持っているユーザーが「MacBook AirがあるのでiPadは必要ない」と思って欲しくないのです。MacBook Airを持っているユーザーにもiPadを買って欲しいがためにMac用のiBooksをリリースしないというのがJason D. O’Grady氏の見方です。
納得!
Appleは商売がうまい。
しかし、顧客としては洗練された商品とインターフェースの良さに満足しているから、ウインウインの関係にある。
これからも、客が歓喜する商品を出して儲けていただきたい。
こちらも財布が許す限りおつきあいをするつもり、だが、PC業界の終わりなき新機能、買い換えのサイクルからいずれ飛び出してアナログな世界に戻るつもりだ。
投稿情報: A.K.V | 2012/06/11 19:32