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iPodがアメリカ国内で発売(2001年10月)されて10年になります。(日本国内は11月)
その間、iPodとiTunesが音楽業界を変えたと言われるくらいのインパクトを与えてきました。特にiPhoneが普及するまでのiPod発売後、約8年間は携帯音楽プレイヤーの王者として君臨し続けてきました。
現在は音楽プレイヤーの座をスマートフォンに奪われようとしていますが、スマートフォンを購入することが難しい若年層にとってはiPodはまだまだ重要なデバイスであり続けるでしょう。
さて、iPodが何を変えたのでしょう? ちょっとピックアップして見ました。
①音楽のダウンロード販売
当然ながら、インパクトが強かったのは、音楽のダウンロード販売です。便利だったのは、それまではアルバム単位でのCD販売が、iTunesによって1曲単位で購入できるようになりました。これによってリアルCDの販売が激減しました。
②ソフトをダウンロード販売するというビジネスモデル確立
現在のiPhoneにiTunesストアやApp Storeは欠かせません。音楽だけでなく、ゲーム、映画、アプリ、書籍など、デジタル化できるものは何でも販売するという現在のオンラインストアへの道筋を確立しました。
③タッチ操作の導入
初期のiPodのボタンは力を加えなければ反応しない通常のボタンを採用しましたが、後に指の静電気を感知して動作するタッチ・センサーを導入しました。これにより、指を回転させるホール操作が可能になり、劇的に操作性が向上しました。これは後のiPhoneで採用された静電気を感知するタッチパネルへと続く新技術の導入でした。
④白いイアホン
今では普通に見かける白いイアホンですが、当時は黒が主流でした。本体の白に合わせた白のイアホンはiPhoneにも引き継がれています。Appleといえば白いイアホンですね。
⑤音楽ライブラリを持ち歩く
iPodの容量は当初5GB。一見少ないようですが、当時は携帯CDプレイヤーが主流でしたから、5GBはかなりの大容量です。現在は8GB・16GBあたりが主流ですが、Classicモデルは160GBの大容量もありますから、音楽マニアでも手持ちの音楽を全て(ほとんど)持ち歩けます。
自分の好きなミュージシャンの曲やアルバムをすべて持ち歩くというスタイルを確立したのはiPodですね。(*^_^*)
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