iPad上で開発環境を提供するアプリの登場です。言語はLuaを使用し、iPadのマルチタッチの画面を利用してプログラミング環境を提供しています。タップして、ドラッグ&ドロップでコードを修正することも可能です。
このようなアプリが認められた事自体が、Appleがアプリの審査基準を緩めたということかもしれません。Appleはこれまで、iPad上でのコンパイルやコードを解釈ながら実行するようなインタプリタ言語及び環境を認めていませんでした。
しかし、このアプリの仕様を見るとAppleが根本的なところを緩めたわけではありませんでした。
プログラム環境でありながら、すべてがこのアプリの中だけで完結していて、ソースコードなども外部とのやり取りは行えません。
仮にそれを許してしまうと悪意のあるコードが出まわり、それをプログラミング環境で実行したユーザーが不利益を被ると同時に、iOSデバイスの信用、ひいてはエコシステムを危うくしてしまうからでしょう。
アプリ内で完結さえしていれば、仮に不都合なことが起きたとしても、個人だけの問題で終わるからです。
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