cnetがiPad 3が搭載するとされているA6プロセッサーの製造について報じてます。
結論から言うと、4コアのA6を製造するのはA5ほど簡単ではないため、(A6を搭載するならば、)iPad 3の来年早々の発売は無理だということです。
アップルはA6の製造をA4とA5チップを製造してきたSamsungから、台湾のTSMCへと委託先を変更しました。不安要素はTSMCがSamsungのようにアップルからの厳しい要望に応えられるのかどうかということです。
また、A6はARMのCortex-9をベースに28ナノメートルの製造技術を使って製造されます。新プロセッサ製造に慣れているインテルでさえ、新プロセッサを予定通りのスケジュールで発売するのは至難の業です。果たしてAppleがSamsungを切り、TSMCに乗り換えたことが吉と出るでしょうか?
4コア(クアッドコア)のTegra 3を採用したAndroid系タブレットが今秋、発売されますから、対抗上、来年発売されるiPad 3が2コアのA5搭載ということは、よほどのことがない限り考えられません。
A6の製造が遅れるならば、A5搭載で発売するというより、iPad 3の発売を遅らせるというのが現実的な選択でしょう。
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