米Hewlett-Packard(HP)が8月18日(アメリカ現地時間)にTouchPadを含めたwebOSデバイスの販売中止を発表しました。Palmを買収で獲得したwebOSを搭載したTouchPadはiPadに対抗する機種の一つとみなされていました。
TouchPadは、この7月に発売されたばかりだったので、1ヶ月ちょっとでの事業打 ち切りは青天の霹靂というか驚きの一語です。
TouchPadのユーザーからの評価はイマイチで、販売店は在庫を抱えて困っていました。HPは販売のテコ入れのために本体価格を20%引き下げたばかりでした。それにもかかわらず、事業打ち切りの決定は、HPもタブレット事業では勝ち目がないと見て、傷口が大きくならないうちたたむことを決めたのでしょう。そのあたりはアメリカ企業のドライなところです。
これによってタブレット市場はAppleのiPadとAndroid系の各種デバイスという二大勢力に集約されてきました。(RIMもヤバそうです?)
単独の機種としてはiPadが圧倒的な強さを見せています。あとはAmazonがこの秋に発表するタブレット(Android搭載)がどうなるのか興味深いところです。
Appleは9月にはiCloudというクラウドサービスを開始し、ますます独自のエコシステムを構築しています。もはやAppleに対抗できるのは、Google、Microsoft、Amazonくらいしかありません。
今回のwebOSデバイスの事業中止はPlamを買収したHPの見込みが甘すぎたと言わざるを得ません。(デバイス単体で勝負という時代は終焉しました)
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