iPhone5の発売と合わせてiPad3の発売についての報道(噂)がネット上に流れています。もともとiPhoneもバージョンが5になるとと断定されたような報道が増えていますが、実際はマイナーチェンジの4Sになる可能性が高いのではないかと思っています。
理由は4G通信のLTEチップを確保するのが難しいと報道されたこと、ホワイトバージョンを出したばかりであること、iOS5搭載とCPUやGPUの高速化などで十分な商品力を確保できること、などが挙げられます。そのほうが収益を上げやすいと思うのですが、ただ、Andoroidとの対抗上、iPhone5を出す可能性は残っています。その場合は、筐体の大幅な変更など、かなり大胆な変更になるでしょう。
さて、本題のiPad3が秋に発売されという情報(噂)がにわかに浮上しています。発信元は台湾のDigiTimesです。このサイトはこの種のリーク情報を出すのですが、いつも当たるとは限りません。今回のiPad3の報道もAppleから生産委託を受けているメーカーがパーツを購入し始めたという事実ではなく、パーツの手配の準備を始めたという程度の報道ですから、ちょっと微妙です。
iPad3の秋発売についても疑問が残ります。
なぜ、iPad2が発売されてから約半年後の短いサイクルで発売されるのか、それも、世界的には売れ続けているiPad2を短期間でバージョン3に交代させるメリットがあるのかということです。秋のiOS5とiCloudの登場によって、iPad2の商品価値が高まるので、ハードウェアの大幅な改変はもう少し先に伸ばしたほうが、次の一手をより魅力的にできるので、メリットが大きのではないかと考えてしまいます。
ただ、これもAndroidへの対抗上、iPad3に踏み切る可能性は残っています。現在、iPadの対抗馬がなななか出てこないい原因の一つがディスプレイなどのタブレット用コンポーネンツ市場をAppleが大量発注によって押さえてしまっていることです。そのために他のタブレットメーカーはタブレットを生産しにくい状況に陥っています。
Appleがタブレットのシェアを高水準で保つために、この部品不足状態を継続させようと、早めにRetinaディスプレイ搭載のiPad3生産に踏み切る可能性があります。そうすると高解像度のディスプレイが品薄となり、対抗メーカーはタブレットを生産できなくなります。その場合でも、発売はiPad2をある程度売り切った時期、クリスマス商戦に合わせてになるのではないでしょうか。
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