3月11日の大震災の夜、ディズニーランドでは約2万人の人が、交通機関の麻痺のために帰宅できず一夜を過ごしました。不安な来場者に対応したのが、多くがアルバイトのキャストと呼ばれる従業員たちです。震災直後から、キャストは、お客様を大切にすることを忘れず、独自の判断で行動したと言われています。
落下物から子供たちの頭を守るために、ショップのぬいぐるみを無料で配布するだけでなく、ショップのお菓子を非常食として活用しました。(後に大量に備蓄している非常食が配布されました) それも上からの指示ではなく、キャストたちが判断して取った行動と言われています。
そのディズニーランドのサービスや経営について書いた本はたくさんありますが、この電子書籍は著者自身が働いた体験をもとに書いているので、より説得力があるような気がします。
内容は以下の通りです。
「目次」
「夢と魔法の王国」は大切なことを教えてくれる「魔法の学校」―― まえがき
第1章 「働く」って、こういうことなんだ
・ディズニーランドで働き始めたのは、ほんの軽い気持ちから・「怒る」のではなく「叱る」ということ
・ミーティングとは話し合いでなにかを決めること。評論家は要らないんだ
・たとえアルバイトでも、仕事は仕事なんだ
・ユニフォームを渡してくれる「魔法使い」
・仕事には、時給で考えなくてはならないものと、そうでないものがある
・必要なのは実際にできること
【 「大切なもの」を本当に大切に思うこと 】
第2章 「教える」って、どういうことなんだろう
・最初に受けた感動は絶対忘れないんだよ
・教えないことが逆にトレーニングになることもあるんだ
・白さんとのはじめての出会い
・怒鳴ったり叱ったりすることだけが指導じゃないんだ
・いちばん大切なものだけでいいんだよ
・小さいことでも見逃すと、そこからバラバラになっていくんだ
・気がついたら必ずそのときに伝える
【 一緒に考えることが大事なんだ 】
第3章 「本当のサービス」って、なんだろう
・“一握りの勇気”も大切なサービスなんだ
・本当にお客様を大切に思うなら
・「うまくなる」よりも大事なこと
・ゲストの「楽しい思い出」を大事にしたい
・サービスは掛け算なんだ
【 いま目の前にいるゲストに全力で接すること 】
第4章 テーマパークはいろいろなことを教えてくれる
・自分のいっていた「サービス」って
・本当の自分と直面させられる
・一人ひとりにそれぞれのストーリーがある
価格は350円です(5月22日現在)
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