(↑ 日本国内からは使用不可です)
Googeleが(Google I/Oにおいて)発表したMusicサービス(Music Beta by Google)に関する各種の報道を見聞きしていると、GoogleはAppleがiTunesでやってきたことをクラウド上で実現しようとしている感じです。
Appleのロッカーサービス(iCloud?クラウド上に音楽ファイルを保管)は6月のWWDCで発表すると見れれていますから、先制攻撃を仕掛けたという形です。しかし音楽レーベルの協力が得られなかっため、機能は一部しか公開されていなのだとか。(従ってBeta?)
そういえば音楽の購入システムがないですよね?
Amazonは音楽購入サービスを立ち上げた後にロッカー・サービスを展開し、音楽レーベルとの間で摩擦が起きました。今回、Gooleはトラブルを避けるためか、音楽購入サービスとロッカーサービスをセットで立ち上げることはしませんでした。
Engadget Japneseの速報によるとMusicサービスは以下のような機能があります。(●がついた項目が機能で、その下はiPad Modのコメントです)
●2万曲までアップロード可能
Appleが実施するクラウドは今のところ容量が不明ですが、Googleが喧嘩を売ってきた以上、同等、またはそれ以上の容量がないといけないでしょうね?
●Android スマートフォンやタブレットでは純正の音楽プレーヤに統合
Appleも当然、純正のiPodに統合するでしょう。
●クラウド対応プレーヤは本日よりAndroidマーケットで提供。
iPodはiOSと同梱です。当然、クラウド対応になるでしょう。
●アルバム - アーティスト - ジャンル分類やレーティング、再生回数、最近再生した曲など、など音楽に特化したナビゲーション。
iTunesの機能と同じですね。
●ストリーミング再生のほか、端末にダウンロードしてオフラインで聴くことも可能。ストリーミング再生しつつキャッシュ。
もともとiTunesがあるのですからオフライン再生は当然です。
●自動的にミックスやプレイリストを生成する機能
iTunesのGenius機能ですね。
さて、喧嘩を売られたAppleは、今後どのような対応をとるのでしょうか?
Appleはこれまでの経緯もあり、音楽レーベルとの契約を重視していますから、権利関係はきっちり整理し、Amazon、Googleのような音楽レーベルとの合意のない強引なサービス提供はしないでしょう。
AppleとGoogleとの戦いの行方は、周到な準備と実績を重ねてきたAppleに分がありそうですね。
最近のコメント