Motorola製XoomのWiFiモデルが発売されることが決まりました。今のところアメリカ国内だけですが、3月27日に32GB モデルがiPad 2と同様の599ドルで発売されます。
iPad 2が発売されてからは、タブレット市場はiPad 2一色となり、Android搭載のMotorola製Xoomの影が薄くなっていました。それまでHoneycomb(Andorid 3.0)搭載のXoomに注目が集まっていましたから、今さらながらタブレット市場の流れの速さを感じてしまいます。
XoomのCDMAモデルは国内ではauが発売する予定です。しかし、このモデルには新たに通信料が発生するので、WiFiしか必要のないタブレットファンは躊躇せざるをえませんでした。この度、アメリカ国内でWiFiモデルが発売されるということは、いずれ日本国内でもXoomのWiFiモデルが発売されるでしょう。
注目はMotorolaが599ドルという思い切った価格設定をしたことです。iPad 2は本体の価格を抑えても、他にアプリや音楽・映画などのコンテンツ販売で儲けることができますが、Xoomの場合は、例えアプリマーケットがあったとしても、不完全(かなりオープン)なエコシステムなので、儲けは限られています。従ってMotorolaはかなりぎりぎりの選択をしたと考えられます。
Andorid 勢の中で、先行したMotorolaであるからこそ、ここでチャンスを潰すわけにはいかないとの思い切った経営判断があったのでしょう。
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