確かに2000年ころ、MicrosoftはWindows CEというコンパクトなOSによって黎明期のモバイル市場で勢力を持っていました。シャープのテリオスやカシオのカシオペア、NECのモバイルギアなどの製品にOSとして採用されていましたが、もはやそれは遠い過去の栄光です。
この10年、Microsoftは何を考えていたのでしょうか?
アメリカではRIMのブラックベリーとiPhoneが登場し、市場を席巻してから、CEの発展形OSであるWindows Mobileはどこかへ消えてしまいました。日本では、かすかにウィルコムのW-ZERO3で存在感をみせていましたが、それも束の間のことでした。
いまさらWindows Phoneを出しても・・・。
世の中にはそんなしらけた目でMicrosoftを見ているのではないでしょうか? Windows 7やOffice製品が売れている中で、Microsoftはあまり儲けの期待できないモバイルOSに本気で取り組むのでしょうか。iPhoneやブラックベリーが売れたがために、市場に乗り遅れるなという心理で参戦してたのだとしたら、敗北は眼に見えています。
Windows Phone 7は名称からWindows 7を連想させるので、Windowsユーザーをモバイル市場で取り込みたいのでしょうが、果たして上手くいくのでしょうか?
いくらiPhoneとブラックベリーの葬儀が盛大であったとしても、iPhoneの亡霊がすぐに蘇ってWindows Phoneを食い尽くすことでしょう。
アーメン!
iPhoneとiPadに栄光あれ!
参考:9 TO 5 Mac
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