Wiredによるとオノ・ヨーコへの取材で近い将来にiTunesでビートルズの曲が販売される可能性は低いということわかりました。
いくら天才で偉大な経営者であるスティーブ・ジョブズが望んだとしても、当分の間、ビートルズの曲がダンロードできるようになりそうにありません。
問題が複雑なのはビートルズの商標や著作権を管理するアップル・コア社とMacを販売するアップル社の間には商標権の問題で過去に争った経緯があることです。
1991年当時、アップル・コンピュータ社(現アップル社)が音楽の分野に進出しないことで、元々アップルの名称を使っていたアップル・コア社はアップル・コンピュータに商標の使用を認めました。しかし後にアップル社がiTunesで音楽配信に進出したことから再びもめ、金銭的な解決を図った事情があります。
アップル・コア社の株主としては、オノ・ヨーコ以外にポール・マッカートニーやリンゴ・スター、ジョージ・ハリソンの未亡人がいてiTunesでの配信に対して一枚岩ではないようです。
さすがにビートルズのメロディラインが素晴らしいと言ってもサウンドの古さが否めません。特に最近ではありえないドラムやベースを左右のどちらかに定位させた作品は、ヘッドフォンで聴いていると疲れてしまいます。
まだ往年の熱烈なファンが買いたいと思っているうちにダウンロードを実現して欲しいですね。
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