便利なデバイスも1年も経てば、また新しくより便利なデバイスにとって変わられます。当然ですが、タブレットの世界に金字塔を築いたiPadでさえ例外ではありえません。それどころかiPadは発表された瞬間から賛否両論の批評にさらされていました。
以下が主な批判です。
①機能が中途半端である
②カラーディスプレイでは電子書籍が読みにくい
③重くて大きすぎる
④カメラがない
以上の欠点は致命的とはならず、それよりもコンテンツを消費するデバイスとしての評価を高めていきました。それでも競争相手のAmazonのKindleがニュバージョンで大幅に価格を下げ、WiFi版は139ドルという低価格で勝負をかけてきました。Kindleは同時に6インチディスプレイがそのままで小型化、軽量化が図られ、ウェブの検索機能まで付加されました。
そこでiPadの次期のバージョンは上記①~④を改善するために大きな改良が加えられる可能性があります。
①機能が中途半端である
→マルチタスクをサポート(これは秋にOS公開)と256メガから512メガへ内蔵メモリの増加。ゲームセンターなどのゲームアプリ販売の充実、iWorkの改良。印刷機能の付加など。
②カラーディスプレイで電子書籍は読みにくい
→これはどうしようもないですが、ディスプレイの「明るさ」調節をアプリ内で可能にするなどの対応が考えられます。他にも電子ペーパーに似せて表示するなど。
③重くて大きすぎる
→通勤電車や公共の場で使いやすいようなサイズに小型化。(反面、バッテリーの持ちが悪くなる可能性があります)
④カメラがない
→カメラの搭載(撮影用・FaceTime用に前後にカメラ搭載)
色々と妄想をふくらませてみましたが、iPadにとって電子書籍リーダーに特化し進化し続けるKindleは強敵になるでしょう。特に新発売のWiFi版は139ドルと驚きの低価格です。
実はAmazonがしたたかなのは、新発売のKindle3に不十分ながらウェブブラウザを組み込んだことです。ひょっとすると、これからKindleは小型iPad化してくのかもしれません。
そうなればますます熾烈な戦いが繰り広げられるでしょうし、AmazonがK6インチと9.7インという2種類のディスプレイを発売しているように、iPadでも現行の9.7インチに加えて軽量・小型化した7インチバージョンが発売されるかもしれません。
もしそうならば電車での立ち読み派に朗報です。
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