iTnesuのクラウド化が取り沙汰されています。
Googleへの対抗とか、ユーザーの囲い込みとか、iPhoneなどが持つストレージ以上にコンテンツの量が増大しているとか、様々な理由が挙げられています。
iTunesのクラウド化リークそのどれもが的を射ていると思いますが、素朴な疑問があるのです。
それはiTunesをクラウド化すれば、ネットワークのトラフィックが恐ろしいほどに増加するのでは?という疑問です。
特に動画をクラウドに置けばそうなります。今でもAT&Tがデータ無制限プランを廃止したり、国内のキャリアも通信量の規制をかけたりしている状態なのに、これ以上のトラフィック増加はキャリアにとっての死活問題になるでしょう。
従って、当初は妥協案としてクラウド利用は動画を除くということになったり、動画は発売元とのリンクで低解像度で処理するということになるかもしれません。
そうするといずれ、全てのコンテンツが、自分の手元にダウンロードされるのではなく永久的な利用料を払って視聴するということにつながるのかもしれません。
そうなれば私たちは鎖でつながれた奴隷のように特定のサービスから抜け出せなくなってしまいます。
そういった意味で、私たちはクラウド化に関しては提供側の論理で展開されるサービスにならないようにシビアな視線で見守っていく必要があります。
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